お金に関する悩み事は誰にでもあるもので、中には一生お金の悩みが尽きない人もいます。
そんなお金の悩みから解放され、充実した人生を送るためにはどうすれば良いのでしょうか?
現在実業家として活躍する坂本よしたか氏は、お金の悩みから解放されるための「7つのルール」を提唱しています。
そこで今回は、

・お金にまつわる悩み事
・坂本よしたか氏が提唱する7つのルール
・「稼ぐ力」を身に付ける方法

の3つをご紹介します。
最近お金に関する悩みが尽きない、お金に悩まず自由な生活を送りたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

お金にまつわる悩み事

誰しもお金にまつわる悩み事を抱えているものですが、具体的にどのようなことに悩んでいるのでしょうか?
正モバイルが実施したお金にまつわるアンケート調査 によると、お金で悩んでいることについて「貯金」と答えた方は100人で最も多い回答になりました。
生活はできているものの貯金がなく、将来に不安を抱いている方が多いようです。
貯金をする余裕がない人の中にはギャンブルに使ってしまう人や給料自体が少ないという人もいます。
また、数百万円の貯金があっても1,000万円以上ないと不安という人もいるようです。
他にもお金にまつわる悩み事で多かったのは、老後の生活、子どもの教育費、資産運用、マイホーム購入でした。
大まかに分類すると上記のような悩み事が多かったですが、具体的に見ると一人ひとりで状況は異なり、それぞれでお金に関する悩み事を抱えていることがわかりました。

坂本よしたか氏が提唱する7つのルール

一人ひとりが抱えるお金の悩み事に対して、坂本よしたか氏は「7つのルール」を実践することでお金の悩みから解放されると伝えています。
坂本よしたか氏はビジネスコミュニティの運営やコンサルタント事業、セミナー事業など幅広い事業を展開する実業家で、年商30億円を突破した人物です。
しかし、元から成功していたわけではなく、3回ものどん底を経験し巨額の借金を抱えていました。
お金の悩みを抱えていた坂本氏でしたが、物販事業によって月商2,400万円の売上まで達成し、現在はこれまで培ってきたノウハウを多くの方に伝えようと講演会・セミナーの開催や書籍の出版なども手掛けています。
そんな坂本よしたか氏が提唱する7つのルールとは、どういったものなのでしょうか?

収入と支出を把握する

お金の悩みを解消するためには、収入を増やさなければいけないと考える方は多いでしょう。
しかし、坂本よしたか氏は収入を増やすよりも支出を抑えた方が簡単で、素早く効果を出せるとしています。
支出を抑えるには、まず自分の収入と支出がどれくらいになるのか把握することが大切です。
1ヶ月間、毎日支出がどれくらいあるのか家計簿を使って書き出してみましょう。
もし借金やローンがある場合は、月にどれくらいの返済額が必要なのかも細かく書き出してみてください。
支出項目を確認することで、気付かないうちにしていた無駄遣いの部分も見つけられます。

無駄な支出を減らす

収入と支出を把握できたら、次に無駄な支出を減らしていきましょう。
無駄な支出は人によって異なります。

・ほとんど通っていない英会話教室やスポーツジムの会費
・効果があるかよくわからない健康食品の定期購入
・1ヶ月に1回見る程度の動画配信サービスの月額費

こうした支出に対して「自己投資として必要だ」と考える方も多いでしょう。
確かに無駄でない場合もありますが、自己投資はあくまでもリターンがなければ意味がありません。
例えば英会話教室に通うことで別の職種へ転職し、給料が上がれば自己投資の成功と言えるでしょう。
しかし、リターンが少ない割に投資額が大きすぎる場合は投資として成功とは言えません。
無駄な支出かどうか迷った時は、リターンの大きさから判断してみましょう。

毎月の生活費を明確にする

家計簿から毎月どれくらいの収入・支出があるのか把握できたら、このデータを元に「いくら生活費があれば安心できるのか」を明確にしましょう。
生活費はあればあるだけ困らないのは確かですが、現実的に最低限どれくらいの費用があれば生活できるのかを理解することが大切です。
あまり切り詰めすぎても体調を崩したり、日々の生活を苦痛に感じたりしてしまうため、自分が生活している中で何があると幸せなのか考慮しながら必要な費用を算出してください。

副業を始めてみる

充実した生活が送れる最低限の生活費を明確にできたら、次は副収入を得るために行動してみましょう。
坂本よしたか氏は、副業初心者には物販ビジネスがおすすめと語っています。
物販ビジネスというと難しそうに感じてしまうかもしれませんが、まずは自宅にある不用品の販売から始めてみてください。
不用品を処分しつつ現金も作れるのでおすすめです。
不用品販売のやり方に慣れてきたら、自分で仕入れたものの販売に取り掛かります。
物販の基本となるのは、“安く仕入れて高く売る”ことです。
商売の基本となるビジネスでもあるため、覚えておいて損はありません。
副業初心者でも行動すれば利益を出せるようになるため、まずは実践してみましょう。

収入の一部を貯金に回す

ここまでのルールを実践してきた方の多くは、以前の生活に比べてお金の余裕が少しずつ出てきているはずです。
しかし、せっかく増えた収入を毎月使い切ってしまっては、いつまで経ってもお金の悩みは解決しません。
そこで、毎月入る収入の一部を貯金に回してみましょう。
収入を貯金に回す際に、残ったお金ではなく貯金する金額をあらかじめ差し引いておくことが重要です。
人間はお金があればその分使ってしまうため、貯金する分を最初に差し引いておく「先取り貯金」を実践してください。

収入の一部を自己投資に回す

貯金もある程度増えてきたら、次に収入の一部を自己投資に回してみましょう。
自己投資にも様々な種類があります。
例えば仕事に活かせるスキルを身に付け、職場での昇進や転職・独立を目指すための自己投資があります。
他にも、気分転換や健康維持などを目的に自己投資することで、単にストレス発散できるだけでなく、仕事の効率性アップにつながる可能性もあります。
もし自己投資をする目標が特にない方や、どんな自己投資をすればいいのかわからない方は、お金の勉強を自己投資として始めてみるのがおすすめです。
お金についての知識が増えていけば、今後現れる問題にも対処できるようになったり、さらにお金を増やしていくためにはどうすればいいかも明確になったりします。
お金について勉強するには、読書やセミナー、講演会への受講がおすすめです。

週1回家計簿と向き合ってみる

ここまでのルールを実践していけば借金も少なくなり、将来のお金への不安も軽減されるはずです。
しかし、これで満足してしまうと再びお金の悩みが増えてしまう可能性もあります。
そこで、最初に紹介した「収入と支出を把握する」を月1回ではなく週1回の頻度に変え、家計簿をより細かく見ていきましょう。
週1回に変えることでより細かい部分で無駄な支出も見つかります。
また、これまでの勉強で得たお金の知識が家計簿を細かく見直すときに新たな発見につながることもあります。

以上、坂本よしたか氏が提唱する7つのルールについてご紹介してきました。
いきなりすべてのルールを実践するのではなく、1つ目の「収入と支出を把握する」ところから順番に始めてみましょう。
家計簿は続かない、面倒と思う方も多いかもしれませんが、最近では家計簿を継続的につけられるようサポートも備わった家計簿アプリなども登場しています。
無料で始められるものもあるため、まずは行動に移してみましょう。

「稼ぐ力」を身に付ける方法

坂本よしたか氏が提唱する7つのルールを実践することで、お金の悩みはある程度軽減されます。
ここからさらに収入を増やしていくためには、「稼ぐ力」を身に付けることも大切です。
稼ぐ力を身に付けるにはどうすれば良いのか、解説していきましょう。

お金を稼ぐことへのネガティブなイメージを払拭する

お金に関する悩み・不安を抱えている人の中には、「お金を欲しがるのは悪いこと」「お金持ちは大抵悪いことをしている」など、お金に対して悪いイメージを持っている人もいます。
このようなイメージを持っていると、いくらお金を稼ぎたくても心の中でブレーキがかかってしまい、お金を稼ぐまでの行動に移せなくなります。
稼ぐ力を身に付けるためには、まずお金を稼ぐことに対してネガティブなイメージを払拭することから始めてみましょう。

稼いでいる人を真似てみる

手っ取り早く稼ぐ力を身に付けるには、その業界で稼いでいる人が実践してきたことを真似しましょう。
成果を出している人を見て真似していることがほとんどです。
しかし、大きな成果を出している人を真似することは難しいと考える人も多いでしょう。
この場合、業界で1位になった人を真似するのではなく、自身にとって真似しやすいレベルの成功者を真似すると問題ありません。

苦手なことは「他力」を活用する

稼ぎたい場合は自分にとって苦手なこと・嫌いなことにエネルギーを使うより、得意なこと・好きなことに集中しましょう。
例えば時間がかかってしまうもの、楽しいと思えないもの、上達が遅いと感じるものは、自分にとって苦手なものである可能性が高いです。
苦手なことを克服しようと頑張るのも良いですが、いくら克服しようとしても途中で挫折してしまい、失敗に終わってしまうケースもあるでしょう。
もし苦手なことがあれば他人の力、いわゆる「他力」を利用してみてください。
坂本よしたか氏は、著書『お金の流儀』の中で「他力思考」の重要性についても提唱しています。
多くのお金持ちは他力思考を持っており、自分の力だけでなく他人の力やツールをうまく利用することで稼いでいるため、他力思考は稼ぐ力を身に付ける上で重要と言えるでしょう。

「三方良し」を徹底する

商売を行う上で、自分の稼ぎはもちろんですが相手にとっても利益になることを提供するのは非常に大切です。
しかし、その一方で相手の利益を重視しすぎてしまい自分が犠牲になってしまうこともあります。
売り手と買い手のどちらかが犠牲になる商売は、いずれ破綻する可能性が高いです。
お互いに稼げる関係を構築するためには、「三方良し」を徹底する必要があります。

・売り手に良し
・買い手に良し
・世間に良し

最初から三方良しを実践するのは難しいですが、徐々に三方良しとなる関係を作れるようにしていきましょう。

諦めずに継続する

最初はうまく利益が出せていないと、途中で諦めてしまう人も多いです。
しかし、ここで諦めずに継続できる人は将来的に稼げる可能性が高くなります。
例えばアフィリエイトブログを運用して月3万円稼げるようになるまで1年以上かかったのに、2年目には月5万円、3年目には月10万円と一気に利益が増えたというケースは意外と多いものです。
なかなか成果が出ないという人も、まずは最低でも1~2年は続けるようにしましょう。

ある程度のリスクも取る

素早く稼ぐ力を身に付けるには、失敗することも重要です。
誰でも失敗したくないと考えるものですが、失敗するからこそ得られる経験もあります。
この経験が蓄積されていくことで、成功への近道になるのです。
失敗するかもしれないリスクがあったとしても、チャレンジしてみることで稼ぐ力が身に付いていくでしょう。
ただし、失敗したことで致命傷を負っては継続することも難しくなってしまいます。
例えば貯金の200万円をすべて使ってお店を開業させたり、貯金が一切ない状態で独立したりすると、失敗した場合に取り返しがつかなくなります。
リスクを取る場合は今の自分にとって適正かどうか判断しなくてはなりません。
リターンと損失が見合っているリスクか確認しておきましょう。

まとめ

今回は、お金の悩みから解放される坂本よしたか氏の7つのルールと稼ぐ力を身に付ける方法についてご紹介しました。
老若男女を問わず多くの方が抱えるお金の問題も、坂本よしたか氏が提唱する7つのルールを実践していけばクリアできる可能性は高まります。
さらに、今回ご紹介した稼ぐ力も身に付けていけば将来のお金にまつわる悩みも軽減できるでしょう。
7つのルールは簡単に始められるものばかりなので、お金に悩んでいる方はぜひ実践してみてください。

重要ポイントのまとめ

・お金の悩みで多かったのは「貯金」に関する悩み
・坂本よしたか氏が提唱する7つのルールを実践することで、お金の悩みは解決する
・7つのルールで特に重要なのは「収入と支出を把握すること」
・7つのルールを実践した上で稼ぐ力も身に付いていけば将来の不安も軽減される