2009年にビットコインが誕生してから14年が経過し、現在では世界中の人々が暗号資産の保有・運用を行っています。
日本国内でも暗号資産の変動により億万長者となった人「億り人」が存在します。
株式会社ライトニングプロデュース・株式会社ライトニングプレミアムの代表取締役を務める、坂本よしたか氏もその1人です。
そこで今回は、坂本よしたか氏も注目する2023年の暗号資産市場についてご紹介していきます。
・2023年の暗号資産市場はどうなる?
・2023年に暗号資産関連でトレンドになる可能性が高いものは?
・坂本よしたか氏が注目する銘柄とは?
これらについて詳しく解説していくので、坂本よしたか氏が注目する銘柄やトレンドについて知りたい方も、ぜひチェックしてみてください。
2023年の暗号資産市場はどうなる?
2022年はUSTやLUNAが大暴落を起こしたり、STEPNが中国で禁止になった結果、関連トークンが急落したりするなど、様々なことが起こりました。
特に、11月に暗号資産取引所のFTXが破綻したことは暗号資産業界において大きなニュースとなりました。
2023年の暗号資産市場はどのような動きを見せてくるでしょうか?
まず注目しておきたいのが、ビットコインの半減期を迎える前年であることです。
ビットコインの半減期スケジュールでは、2024年5月3日に半減期を迎える予定となっています。
この半減期を迎えると、マイニング報酬は現在の6.25BTCから3.125BTCへと半減される予定です。
半減期の前後はBTCの価値も上昇しやすいため、2023年は徐々にビットコインの価値も上がっていくのではないかと考えられます。
他にも、ビットコイン決済やライトニングネットワークの実装などから利便性が拡大する可能性が高く、利便性が高まればその分価値は上がっていくものと考えられるでしょう。
ただし、以下の要素によって相場は大きく変動する恐れがあるので注意が必要です。
・中国の製造業停滞に伴う物価上昇
・新興国などでデフォルトが起きる可能性
2023年に暗号資産関連でトレンドになる可能性が高いものは?
2023年、暗号資産関連でトレンドになる可能性が高いのは、Web3・NFT・メタバースです。
2022年から注目されていた3つのキーワードは、2023年も引き続きトレンドとなっていくでしょう。
Web3
Web3とは、ブロックチェーンなどを活用した非中央集権型(分散型)のネットワークを指します。
現在のネットワーク環境は、中央集権型のWeb2です。
例えば、インターネットを使って調べ物をする時はGoogle、動画を視聴する時はYouTubeを利用するなど、プラットフォームを活用するのが一般的です。
プラットフォームはいわば中央集権型サービスであり、運用するためには管理者が必要となります。
一方、Web3はブロックチェーン技術を活用しているため、利用者が相互的にデータ管理などを行います。
管理者がいないことで勝手にアカウントが凍結されたり、サービスを利用できなくなったりすることがありません。
この後ご紹介するNFTやメタバース、ソーシャルトークンなどはすべてWeb3領域に該当するものです。
2023年はWeb3領域の大きな発展が期待できるでしょう。
ただし、Web3にも問題点はあります。
万が一データ流出などの問題が発生した場合でも、管理者がいないためすべて個人で対応しなければなりません。
また、未だに法整備が十分進んでいるとは言えず、一般社会に普及するまでにはまだまだ時間がかかるかもしれないという点も挙げられます。
それでもWeb3の盛り上がりによっては法整備が一気に進む可能性も考えられるため、今後の動向にも注目していきましょう。
NFT
NFTは、偽造ができない鑑定書や所有証明書が付いたデジタルデータを指します。
暗号資産と同様、ブロックチェーン上で発行・取引されています。
一般的にデジタルデータは簡単にコピーや改ざんが行えることから、現物の資産とは違い価値があるとは言えませんでした。
しかし、ブロックチェーン上で発行・取引されるNFTは参加者によってコピー・改ざんがされていないか検証が入ります。
その結果、デジタルデータに資産価値を持たせられるようになったのです。
NFTによってデジタルアートやゲーム、マンガなどが展開し、それぞれに価値を与えられる可能性が期待できます。
海外を含め、国内でも既にNFTを取引できるマーケットプレイスが運営されており、そこで1点もののNFTを購入することが可能です。
また、メタバースとも関連性が高く、メタバース市場が発展することでNFTにも大きな影響がもたらされると予測できます。
メタバース
メタバースとは、ネットワーク上で構成された3次元の仮想空間です。
人間が直接足を踏み入れることはできないものの、アバターを介してメタバース空間に入り込むことはできます。
メタバースでは、現実世界とほとんど変わらない状態で活動できるのが特徴です。
しかも現実の自分とは別の姿で行動できることから、社会活動への参加ハードルも下がることが期待できます。
そんなメタバースはバリアフリーであるだけでなく、経済活動においても注目されている分野です。
例えば、既にコンサートなどのイベントをメタバースで実施し、リアルと同じような感覚で参加できるようになっています。
他にも商談やセミナー、社内会議などをメタバースで行うことによって、リモートでありながら現実世界と変わらないコミュニケーションを取ることも可能です。
さらに、現実には直接関わっていないメタバース固有の経済活動(アバターに着せる衣装・アクセサリーの売買など)や、訪問者の案内や説明などを行うアバターの雇用需要などもあります。
2023年以内にメタバースが世界的に普及するとは言えないものの、少しずつ認知度の向上や技術の発展が進んでいくことでしょう。
坂本よしたか氏が注目している銘柄とは?
大きな変動を見せると予測されている2023年ですが、そんな中で坂本よしたか氏は以前から「ビットコインボルト(BTCV)」に注目しています。
このビットコインボルトとはどのような銘柄なのでしょうか?
特徴や強み、将来性について解説していきます。
ビットコインボルトの特徴
ビットコインボルトは2019年12月に誕生した銘柄で、ポーランドに本社を置くMINEBEST社が発行しています。
ビットコインのようにBTCVを保有していても日常的な買い物などには使用できないのが特徴です。
では、どのような価値があるのかというと、保有する資産をブロックチェーンで安全に持てるようにしたのがビットコインボルトになります。
これはビットコインでも同様のことが言えますが、ビットコインには秘密鍵が1つしかないため、ここが突破されてしまうと盗難被害に遭う恐れがあります。
しかし、ビットコインボルトなら秘密鍵が3つも備わっているため、簡単に突破することはできないのです。
ビットコインボルトの強み
秘密鍵が3つも備わっているビットコインボルトは、かなり安全性の高い暗号資産であることが大きな強みです。
しかし、秘密鍵の数だけが確かな安全性を引き出しているわけではありません。
例えば、取引の承認時間を長く設定したり、送金のキャンセルを行えるようにしたりするなどの対策を講じています。
取引の承認時間は短ければその分計算もしやすくなるため、ハッキングされる可能性が高まります。
ビットコインでは手軽でスピーディーに取引できることを重視しているため、承認時間は約10分と短めです。
一方、ビットコインボルトは承認時間が非常に長く、24時間もかかってしまいます。
これだけの時間がかかることから、ハッキングのリスクを抑えられているのです。
また、ビットコインだと送金先・送金額などを間違えたとしても、一度送金してしまったものはキャンセルできず、取り戻すことは不可能とされています。
ビットコインボルトはこうした部分を解消するべく、送付後24時間以内ならキャンセルできる仕様になっています。
キャンセルできるおかげで、万が一ハッキングで不正送信されていたとしても24時間以内に気付けば送金を取り消すことが可能です。
ビットコインボルトの将来性
ビットコインボルトのチャートは一時約51,681円まで上昇しましたが、その後減少して現在は約319.58円となっています。
ビットコインボルトが大きく上昇したのは2020年の春頃からで、ちょうど新型コロナウイルスが認知され、世界中でロックダウンなどが行われていた時期です。
この不安要素から、ハッキングのリスクが低く安全性の高いビットコインボルトが注目を集めたのだと考えられます。
では、このままビットコインボルトの価格は上がらないままになるのでしょうか?
あくまでも予測に過ぎないものの、将来性は期待できると言えます。
将来性が期待できる要素として、主に3つの事柄が挙げられます。
・ハッキングのリスクを最小限に抑えられる
・MINEBEST社のCEOは“暗号資産業界の国連”とも呼ばれるデジタルマイニング協会の会長を務めており、今後プロモーションを展開する可能性がある
・複数のマイニングマシン開発企業と提携している
これら3つの要素から、ビットコインボルトは今後も注目しておきたい銘柄であることがわかります。
また、ビットコインボルトは6ヶ月ごとに半減期を迎えています。
2023年は5月と11月に半減期が予定されている状況です。
半減期では新しく通貨を発行する数が半減することから、希少性が高まり価格の上昇につながるとされています。
ビットコインボルトでも同様に、半減期前後で価格が上昇する可能性があります。
徐々に発行上限数にも近付いていることから、半減期で価格が上昇する前を狙って保有してみるのも良いでしょう。
ビットコインボルトの入手方法
坂本よしたか氏が注目するビットコインボルトを入手するには、どうすれば良いのでしょうか?
ビットコインボルトの入手方法は、暗号資産取引所での購入かマイニングへの参加の2つです。
暗号資産取引所での購入
手っ取り早くビットコインボルトを入手したい場合は、暗号資産取引所での購入がおすすめです。
ビットコインボルトを取引所で購入するためには、まずビットコインを購入する必要があります。
ビットコインを購入するために、日本国内にある暗号資産取引所を開設しましょう。
そこで日本円を使いビットコインを購入します。
暗号資産取引所は送金手数料がなるべく安いところを選ぶのがポイントです。
しかし、日本国内にある暗号資産取引所には現在ビットコインボルトを取り扱っているところはありません。
そこで、ビットコインを使ってビットコインボルトをトレードできる海外取引所でアカウントを作成し、口座開設する必要があります。
海外取引所で開設すれば、あとはビットコインとビットコインボルトをトレードすることで入手できます。
マイニングへの参加
準備にある程度時間はかかってしまうものの、効率的に枚数を増やせる方法としてマイニングへの参加がおすすめです。
マイニングとは、暗号資産の取引が行われた際に最も早く計算し取引承認を行ったコンピュータに対して報酬が支払われる仕組みとなっています。
ただし、マイニングで報酬を得るためには世界中のライバルとの競争に勝つ必要があり、個人が所有するPCでは太刀打ちできないのが現状です。
そこで利用したいのが、クラウドマイニングです。
クラウドマイニングは多数の参加者が集まり、出資することでマイニング工場を運営するというものです。
マイニング工場から報酬が出資者に分配され、利益を得られるようになっています。
クラウドマイニングであればお金さえ準備できれば、あとは特にすることもありません。
待っているだけで利益を得られるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
まとめ
今回は2023年の暗号資産市場の予測や、坂本よしたか氏も注目する銘柄・トレンドの動向についてご紹介してきました。
2022年は暗号資産市場にとって良いニュースより悪いニュースの方が目立ってしまっていましたが、今年は良いニュースが出てくることも期待できます。
また、暗号資産と関連するトレンドとしてWeb3やNFT、メタバースが挙げられます。
3つのトレンドとビットコインボルトが2023年にどのような動きを見せるのか、注目していきましょう。
重要ポイントのまとめ
・2023年はビットコインの半減期を迎える前年にあたる。
・2022年と変わらず、物価上昇や新興国などでデフォルトが発生するリスクはある。
・2023年も引き続き、Web3・NFT・メタバースがトレンドになると予測できる。
・坂本よしたか氏が注目している暗号資産銘柄は「ビットコインボルト(BTCV)」
・ビットコインボルトはハッキングのリスクを最小限に抑え、デジタルマイニング協会の会長も関係していることから、将来性が期待できる。
・ビットコインボルトを入手する方法は、暗号資産取引所で購入するかマイニングに参加するかの2種類がある。