ライトコインは、数ある仮想通貨の中でも、第2のビットコインと呼ばれているほど注目されています。

ビットコインとの共通点もありながら、違いも大きいライトコインの特徴やメリットについて、紹介していきます。

 

ビットコインとの共通点と違い

ライトコインは、ビットコインに非常によく似た機能を持っている仮想通貨です。

ビットコインの場合は、開発者が日本人名の謎の人物。ライトコインは、チャーリー・リー氏による開発で、2011年に公開されました。

ライトコインが開発された目的は、ビットコイン以上の流通量にして、取引に利用しやすいようにすること。

採掘にも取引にも、労力がかからないようにと開発されたのが、ライトコインなのです。

流通量は、ビットコインの数倍。

採掘では、一般的なコンピュータのCPUで行われるレベルにしてあります。

ビットコインでは10分ほどかかる決済スピードが、ライトコインなら2分程度で決済できるので、ビットコインの5分の1のスピードです。

 

最高技術の導入

仮想通貨界で話題となっている、最高技術のセグウィット。

ビットコインは大容量が必要なブロックチェーンに支えられているため、決済スピードが遅くなるというデメリットがあります。

これを解決してくれる技術として登場したのが、セグウィットです。

セグウィットを導入することで、これまでのデータサイズを60%も小さくすることができるのは画期的。

実は、ライトコインは、ビットコインに先立ってセグウィットを実行すると発表したことから、大きく注目されています。その証拠に、価格が一気に高騰しているのです。

 

ほぼ無料の手数料

仮想通貨を取り扱うときに、気になる1点が手数料の問題です。

法定通貨では、オンラインショッピングをはじめとした様々な取引を行うとき、手数料がかかることがほとんど。

その点、仮想通貨なら、手数料が無料ないし少額で済ませられるのがメリットです。

仮想通貨によっても手数料の内容は違ってくるため、ライトコインのように、手数料がほぼ無料というのは魅力です。

 

ライトコインの安全性

ライトコインの何よりのメリットは、決済スピードが速いということ。

ビットコインの4~5倍も取引の承認時間が速いとくれば、ビットコインとライトコインとで迷いが生じるのは当然です。

ライトコインの決済スピードの速さは、データマイニングの難易度が低く設定されているという意味。このことから気になるのが、安全性の問題です。

もちろん、ライトコインの開発者も承知している問題のはずですから、対策が講じられていると見込め、これまで大きなハッキング被害などは出ていません。

 

時価総額ランキングの上位通貨

ライトコインは、初期に誕生した仮想通貨ですから、多くの保有ユーザーが存在します。

そのため、時価総額ランキングでも上位に位置。

安定したポジションにいる仮想通貨ともいえますが、一方では他の仮想通貨に決済スピードが速い種類も登場していることが気になります。

セグウィットを導入するのではないかと話題になっただけで価格が高騰する事態にもなっただけに、本格的にセグウィットが導入されれば、注目し直す人も増える可能性が高いです。