リップルは、仮想通貨の中でも、通貨以上の機能を持つアルトコインの一種です。

時価総額ランキングも、上位クラスのリップル。ここでは、リップルの特徴やメリット、最新情報などについて、紹介していきます。

 

大手企業から期待される仮想通貨

リップルは、グーグルが出資したことで大注目された仮想通貨です。

世界のトップを走る企業から出資されるのは、当然、大きな期待をされているから。おかげで流通量も多く、順調に成長している仮想通貨といえます。

国内のメガバンクである東京三菱UFJ銀行が、リップルを使用した国際送金実験を表明したことも、大きなニュースとなりました。

この影響でリップルの価格は急騰し、短期間で6倍もの値上がりとなったのです。

 

スピード決済が可能なリップル

リップルは、2004年にカナダのウェブ開発者が発表しました。

通貨単位は、XRP。そのメリットは、主に2つあげられます。

1つは、銀行のような媒介を通さないため、手数料がかからないこと。これは、他の仮想通貨と共通しています。

もう1つは、スピード決済が可能なことです。数秒で完結する決済のスピードは、ビットコインをしのぐほど。

ビットコインの欠点を補うために、開発されたというだけのことはあります。

 

時価総額ランキングは常に上位

リップルは、ビットコインやイーサリアムと肩を並べるほどの時価総額です。

仮想通貨の時価総額シェアは、90%がビットコインとイーサリアムが握っているとはいえ、次位につけるのは立派。

時価総額が高ければ、多く取引されているということですから、大いに期待できます。現代社会のシステムを変えうる力を持った仮想通貨として、世界的に注目されているのです。

公開当時は、価格が上がりにくいといわれてきたリップル。両替の機能を持つことから、一時的に保有するユーザーが多くなるのではないかと見られていたのです。

その後、東京三菱UFJ銀行が2018年からリップルを使用した送金システムに参加すると表明したことから、一気に価格が高騰しました。

 

発行上限が高いリップル

仮想通貨には、発行上限が決められています。

これにより、法定通貨のインフレのようなことが起こらなくなっているのです。

リップルの場合も例外ではありませんが、その上限はビットコインより多いほど。

999億XRPが上限とされていることから、今後も流通量が増加する可能性があります。

 

IOU取引が可能

リップルは、IOU取引ができるのが特徴です。

IOU取引は、私はあなたに借りがあるという意味のI owe youから来ています。

ユーザーから引き受けた預金に対して、ゲートウェイが発行する証明書を指し、IOU残高はリップルのユーザー同士で支払いを行うことが可能です。

海外送金を行うときを含め、支払いに手数料がかかってしまいそうなときでも、リップルネットワークに参加しているユーザー同士なら、お金のやり取りが低コストでできるようになります。

IOU取引が可能なことから、リップルは仮想通貨というよりは、取引プロトコルと呼ばれることが多いのです。