個人情報が容易く検証されてしまう昨今、仮想通貨の扱いにおいても厳重な注意が必要です。ここでは、セキュリティを強化した仮想通貨であるStorjcoinについて、特徴やメリットを紹介していきます。

完全分散化されたクラウドストレージの通貨

Storjcoinは、より速く、より安全にクラウドストレージサービスを利用するためのプロジェクト、かつ仮想通貨です。完全に分散化されているのが特徴で、ピア・ツー・ピア決済システムの役割も果たしているのがメリット。効率よく、安全にクラウドストレージサービスを提供しようとする、オープンソースプロジェクトだという点は見逃せません。検閲も監視も休止時間もないデータストレージシステムは、セキュリティ対策もバッチリです。

従来のクラウドストレージよりスピーディー

Storjcoinの速さは、従来のクラウドストレージサービスを格段にしのぎます。ストレージがスピーディーに機能してくれると、ビジネス活動がスムーズに進行。このため、余計なコストを削減することにもつながります。社会的にも、余分な空きを持て余していたストレージを活用できることから、エコな度合が高いStorjcoin。効率よくビジネスを運用し、コストを抑えて儲けるために、大活躍してくれる仮想通貨といえます。

一般的なクラウドストレージより小コスト

クラウドストレージを活用するのは、馬鹿にならない費用がかかります。ストレージの容量が大きくなればなるほど、利用料も比例してかさみ、入会金や年会費といった費用も発生するのが懸念材料です。Storjcoinでは、従来のクラウドストレージサービスの10~100倍安く、ストレージを借りることが可能。毎月の利用料は1GBで約2円ですから、明らかにStorjcoinがコスト削減につながるかがわかります。容量ではなく、スペースの代価を支払うといった考え方が正解。ユーザーコンピュータから成り立つネットワークだけに、運用コストが中央集中型のサーバーサービスよりはるかに安くなるのです。

分散化による全体のセキュリティ

Storjcoinでは、分散型のシステムであるブロックチェーンを使用することにより、完全に暗号化されたストレージを提供することができます。ブロックチェーンは、どんな権威もファイルに侵入不可能で、改ざんも不可能。これにより、全体のセキュリティが万全になっています。さらに、データを安全に守るために、他のブロックチェーンを利用することで、セキュリティ対策をひと際強固にすることも可能です。

トークンの移転による価格急騰

Storjcoinは、カウンターパーティーを長らくトークンに利用していましたが、諸所の理由でイーサリアムに移転を検討しているといいます。これを受けて、ユーザーの注目度が一気に高まり、Storjcoinの価格が急騰しています。カウンターパーティーで発生した問題点が、イーサリアムではほぼ解決できるという理由からです。本格的に移転が決定すれば、Storjcoinのさらなる価格上昇も見込めます。