老舗ながら利便性の高い仮想通貨
ライトコイン(Litecoin)とは、ビットコインと同じように、ほぼ無料の手数料で、国内外の誰もがが即座に支払いや取引を行うことが出来る仮想通貨です。
完全分散型のオープンソースで世界的な決済ネットワークであり、時価総額首位の通貨と比べ、マイニングに要する時間が短く、ストレージの効率度が高いのが特徴です。通貨の発行上限は、84,000,000LTCでブロックの平均的生成時間は約2.5分です。
ライトコインの基本情報ですが、公開日は2011年10月、単位はLTC、アルゴリズムのシステムは、ビットコインと同様にプルーフ・オブ・ワーク、開発者はチャーリー・リーです。しかしながら、開発者のチャーリー・リーは保有していたライトコインを全て売却しております。理由としては、投機的な相場操縦という疑念を防ぐためとコメントしておりますが、真相は定かではありません。なにしろ7500%、つまり75倍になった時に全て売却したのですから。
発行枚数、採掘時間は、仮想通貨随一
首位の仮想通貨であるビットコインの発行枚数が21,000,000枚であるのに対し、ライトコインは84,000,000枚となっております。そのために、市場に流通する通貨の枚数も多いのです。よって時価総額首位のビットコインに比べると1単位.あたりの価格は比較的に高くないですが、多くのニーズに応えられるため、日常生活やビジネスでの送金や決済などには使用しやすいといわれております。
また、採掘システムもビットコインに比べ簡易という特徴もあります。採掘は莫大な計算を大変な速度で並列演算することが求められますので採掘システムいわばマイニングは、高難易度であり、膨大な電力とスーパーコンピューターによる演算能力が必要でした。
比べて、ライトコインは、SHA-256というアルゴリズムではなく、scryptというアルゴリズムを採用し、SHA-256では実現しなかった普通のパソコンでのマイニング参入が可能になりました。そのためビットコインのように一部の資産家やスーパーコンピューターを多数保有している企業が相場への大きな影響や発言力、決定権を持つということが起こりえづらくなり、より分散型の仕組みが整っている自由で平等な通貨といえます。
ブロック生成時間での強み
また、短いブロック生成時間も特徴の一つです。ライトコインは2.5分と非常にスピーディーなブロック生成を実現します。ライトコインを日常やビジネスで使う際はビットコインよりも素早く処理されるため、通貨として高い利便性を誇ります。
以上の理由から、現在進行形でライトコインは高騰しており、今後ますます高い人気を誇る仮想通貨になることは間違いありません。