最新技術が搭載された仮想通貨

アルトコインの中でも最新の通貨であるネム(NEM)。最新であるだけに、技術的にも非常に優れた機能を持っています。
注目度も大幅にまし、時価総額では現在、ビットコインが首位、イーサリアムが2位、リップルが3位、4位がライトコインに次ぎ、NEMは5番手に位置しております。

NEMの歴史ですが2015年に公開され、ブロックチェーン技術のさらに進化させた技術であり、XEMというものをプラットフォームとしている仮想通貨です。
NEMは、P2Pネットワークで任意のノードが取引を承認し、取引をブロックに搭載しながら作業処理をしていくので、改ざんや不正が起きる確率が低いシステムとなっております。
通貨を送金するのはもちろんのこと、スマートコントラクトや独自のトークン発行等できることの範囲は多岐に渡ります。

アルゴリズムは、プルーフ・オブ・インポータンスを採用

NEMの基本情報ですが、公開日は2015年3月、コードはXEM、開発組織はUtopianfuture、コンセンサスアルゴリズムは、Proof of importance(プルーフ・オブ・インポータンス)、承認目安時間は約1分、上限発行枚数は、約90億で全て発行済みです。

NEMの特徴の大きなひとつして挙げられる「プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)」というコンセンサスアルゴリズムがあります。
これは、時価総額2位のイーサリアムのプルーフ・オブ・ステークや時価総額首位のビットコインのプルーフ・オブ・ワークの問題点を解消したものといわれております。
プルーフ・オブ・ステークやプルーフ・オブ・ワークでは、大きな資本力をもつスーパーコンピューターを非常に多く所有する者やコインを非常に多く所有する者が、マイニング等の技術によってさらにコインを手にし、富のあるものはさらに富を得ることが出来るという資本主義的な資本の集中化が起きます。

その資本の集中化問題に対し、NEMのコンセンサスアルゴリズムであるプループ・オブ・インポータンスは、ユーザーの重要性によって報酬が分配されるシステムとなっています。

ユーザーの重要性という画期的な基準

ユーザーの重要性とは、取引の頻度とコインの保有数が重要性の基準となります。
ですので、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークのようにただETHの保有量が多いだけで報酬を受け取れるというアルゴリズムとは違います。

ビットコインのプルーフ・オブ・ワークのようにコンピューターの演算能力が高い人とほど報酬を受け取りやすいアルゴリズムとも違います。
他者との取引が活発であるほど報酬を受け取れるということです。同一アカウントでの取引はもちろんながら影響は与えません。

この仕組みがNEMが高騰している大きな要因となっています。